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【2023年度】新入社員研修ネタ5選!コミュニケーションゲーム

新入社員研修といえば、座学やスキルアップのワークが一般的ではないでしょうか。

近年は、リモートワークなどの働き方改革などにより、新入社員の同期同士の関係構築や社内コミュニケーションの活性化などが大きな課題となっています。これらの課題を解決しなければ、早期離職や労働生産性の低下などの問題の発生が考えられます。

そのため、新入社員研修の中にコミュニケーションゲームを取り入れる企業が増えてきています。しかし、「人数や目的に適したコミュニケーションゲームがわからない」であったり、「イマイチ効果が感じられずコンテンツを変えてみたい」などの声をよくいただきます。

そこで今回は、新入社員を対象としてコミュニケーションゲームを5つ紹介します。

新入社員研修のコミュニケーションゲームとは

新人研修におけるコミュニケーションゲームは、基礎的なビジネスコミュニケーションスキルの研修後に、研修内容のアウトプットや社内で良好な関係を構築するために実施されることが多いです。

仕事に必要なコミュニケーションスキルの取得とチームワークを同時に学べるため、多くの企業がコミュニケーションゲームを取り入れています。

コミュニケーションゲームの活用場面

主に、「同期同士」、「先輩社員や上司」での交流機会として実施されることが多いです。
なかには、「社外の方」と合同で実施される場面もあります。

コミュニケーションゲームの種類

コミュニケーションゲームには、大きく3つの種類があります。

①ディスカッション&プレゼンテーション

実際のビジネス場面や業務を想定したお題について、ディスカッションを行い、最後の全体に向かってプレゼンテーションを実施するコンテンツです。
結論を導くまでの論理的思考力や傾聴力、プレゼンテーションの資料作成スキルなどを強化することが可能です。

②グループワーク
グループワークは、共同作業を軸にしたコンテンツです。
リーダーシップやフォロワーシップ、協調性を身に着けることが可能です。

③ゲーム
参加者が楽しみながら、学んだスキルのアウトプットや緊張をほぐすことが可能です。

コミュニケーションゲーム事例5選

定番の「クイズゲーム」

参加人数:~10名/1チーム
所要時間:10分~

■概要
研修の内容を問題にし、4択の中から正解を選択していクイズゲームです。

■ルール
正解数と回答スピードでランキングを付けます。

■例題
顧客との信頼関係のことをなんというでしょうか?
1.ナポール 2.ラポール 3.カポール 4.二ポール
正解は、2.ラポールです。

■メリット
楽しみながらインプットした知識を復習することができ、知識を定着しやすくします。

嘘つきを見抜く「ワードウルフ」

参加人数:5名~
所要時間:10分~

■概要
与えられたお題について話し合い、唯一与えられたお題が違う人物を探すゲームです。

■ルール
制限時間内に唯一与えられたワードが違う人物を探します。
ワードウルフを処刑できれば市民の勝利、市民が処刑されればワードウルフの勝利となります。

■例題
市民のお題「シチュー」、ワードウルフのお題「カレー」

■メリット
言語コミュニケーションだけでなく、非言語コミュニケーションを鍛えることも可能です。
また、ひとりひとりを探る必要があるため、コミュニケーションを取りやすいメリットもあります。

チームで優勝を目指す「eスポーツ大会」

参加人数:~5名/1チーム
所要時間:30分~

■概要
eスポーツは様々な種類がありますが、今回ご紹介するのは「ぷよぷよ」eスポーツになります。

eスポーツについて詳しく知りたい方は、こちらをご覧ください。
https://jesu.or.jp/contents/about_esports/

ぷよぷよeスポーツを詳しく知りたい方は、こちらをご覧ください。
https://puyo.sega.jp/PuyoPuyo_eSports/

実施方法は様々ありますので、一例としてご紹介します。

まず、5名一組のチームで優勝を目指していただきます。
リーグ戦を実施後、リーグ戦を勝ち残ったチームが決勝トーナメントに出場します。

■ルール
1試合3ゲーム先取で勝利

■メリット
戦略思考やチームワークを鍛えることができます。
また、体質や場所に囚われずチームスポーツを実施することが可能となります。

問題解決力が試される「コンセンサスゲーム」

参加人数:~10名/1チーム
所要時間:制限なし

■概要
チームに分かれてお題に対して個人個人の意見をぶつけ合い、チームとしての意見をまとめるゲームです。

■ルール
制限時間内にお題に対するチームの答えをディスカッションをして決めます。
全チームの意見がまとまりましたら、全体に向けて発表します。

■例題
月で遭難した際の、道具を使う優先順位の決定をしてください。
あなたたちは宇宙船に乗っています。
迎えに来る母船と落ち合うはずでしたが、機会の故障によって落ち合う場所から200メートル離れたところに不時着しました。
宇宙船は動かせないため、残された道具の中から優先順位をつけて母船まで帰還してください。

■メリット
コミュニケーション量が増えるため、関係構築をしやすくなります。
また、仲間の考え方を知ることができます。

物知りさが試される「フォトシエーション」

参加人数:~10名/1チーム
所要時間:制限なし

■概要
表示される複数の写真が何を示しているかを当てていく、連想ゲームです。

■ルール
正解数と回答スピードでランキングを付けます。

■例題
今から表示する3つの写真から連想される答えを導いてください。
「富士山」・「お茶」・「海」の3つの写真を表示します。
正解は、「静岡県」です。

■メリット
例題のような地域に関する問題であれば、「ここの出身なので詳しいです!」のように、お題をきっかけにお互いの人柄やパーソナリティを知ることができます。
また、商品や施設などの会社関するもので、会社への理解を深めるゲームとしても活用できます。

目的に応じてコミュニケーションゲームを新人研修に取り入れよう

今回は、新入社員研修で活用されている「コミュニケーションゲーム」についてご紹介しました。

ここまでの内容を振り返ると、

・新入社員研修のコミュニケーションゲームとは、ビジネススキルのアウトプットや社内の人間関係を良好にするために実施されることが多い。
・コミュニケーションゲームの活用場面は、「同期同士」や「先輩社員や上司」だけでなく、「社外」の方と合同で実施されることがある。
・大きく3種類あり、1.ディスカッション&プレゼンテーション 2.グループワーク 3.ゲーム
・3つの目的と効果は、目的①:人間関係構築 効果:早期離職防止 目的②:スキル取得 効果:早期活躍 目的③:モチベーションUP 効果:労働生産性向上

です。

社内の人間関係の良好さで、業績や組織活性にも大きく影響します。
昨今は、リモートワークなどにより社内コミュニケーション不足になりやすい状況です。

また、新入社員は新しい環境や仲間で不安な気持ちがあるでしょう。
会社に早く慣れさせることや、良好な人間関係構築やスキルアップのために、コミュニケーションゲームを取り入れてみてはいかがでしょうか。