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エンゲージメント向上を狙う表彰式 ~非受賞者にも効果的な方法5選~

表彰式,エンゲージメント

人事・経営者・マネージャーなど、頭を悩ませ決定した表彰制度。その表彰制度にて、表彰者を決定して表彰式を行う企業も多いかと思います。表彰式は表彰者だけでなく被表彰者を意識することで、エンゲージメント向上にも役に立つといわれています。今回は被受賞者にも効果的な方法5選を紹介します。

 

表彰式を行うメリットとは?

表彰式,エンゲージメント

表彰式 → エンゲージメント向上

表彰は、日ごろの勤務での努力が身を結び、目に見えるで労いの意を感じていただくことができます。
表彰式を行うことで、一人ひとりのやる気を向上させることが期待できます。

また、式を華やかに行い賞の偉大さを表現することで「自分たちを大切にしてくれている」ことを伝えられます。
これにより愛社精神が高まり、仕事への意欲・やりがいを感じることが出来ます。

つまり、表彰式を行うことでエンゲージメントを向上することが出来るのです。

 

エンゲージメントに向上に繋げるには非受賞者も考えることがポイント

エンゲージメントを向上させる対象は、表彰の受賞者だけではなく非受賞者にもいえることなのです。

受賞者からのマインド・ナレッジ共有をすることにより、非受賞者は目指すべきものが明確化し、「次回は表彰されたい」というモチベーション向上に繋がるのです。

会社全体で考えると、受賞者よりも非受賞者の方が圧倒的に人数が多いことを考えても、エンゲージメントを向上させるという点において、被表彰者へのアプローチはとても大切といえます。

受賞者への承認はもちろんですが、一人ひとりがいかに「次は自分が」と感じてもらえるかが重要なのです。

会社の評価制度を伝える

表彰式を行うことで会社がどういった評価制度を取り入れているのかが明確になり、方針理解へと繋がります。

そのためには、しっかりと従業員へ「どういった基準で評価」されているのか伝える必要があります。
そうすることで、会社が従業員に求めているもが分かり、目指すべき方向が明確になります。

従業員の目標・目的が、会社の求めるものとしっかり一致することで、行動が統一となり、より社内エンゲージメントを向上させることが出来ます。

 

他部署との交流のきっかけ

表彰式は会社全体で行うことにとても大きな意味があります。

社内でも様々な部署や各地方の事業所など、普段関りの無い従業員は多いかと思います。
一人ひとり把握することは難しくとも、表彰で各部署を取り上げることで「興味」を持たせることが出来ます。他部署への興味は、のちにコミュニケーションの促進に繋がります。

コミュニケーションがしっかりととれることで、業務がより一層円滑になり個人のモチベーションにも繋がります。
そして、会社が一丸となりエンゲージメントが向上していくのです。

 

 

エンゲージメント向上にも効果がある表彰制度

表彰式,エンゲージメント

表彰式を行うには、表彰制度が必要

前述で述べた通り、会社の評価制度を認識してもらうことで「行動の統一」が可能となります。
社内エンゲージメントを高めるためには、受賞・被受賞問わず従業員全員にスポットを当てることが重要です。

そこで注目すべきは「表彰制度」です。

営業など、成績が分かりやすく数値化される部署もあれば、経理やエンジニアなど、注目されにくい部署もあります。
この評価されにくい業務にスポットライトを当てる機会こそまさに表彰制度の工夫なのです。

会社へのロイヤリティを育てることにフォーカスして構成を考えてみます。

 

実際の表彰評価制度スタイル

表彰の制度に決まりはないため、企業様によってそれは様々です。

 

例】
「社長賞・新人賞・(会社名)賞」
・業績が高かった個人、もしくはチームを賞賛する賞
・最も華やかな演出を行う事が多い
・受賞者ナレッジ共有の他に選考に携わった方からのメッセージがあるとより良い

「努力賞・縁の下の力持ち賞」
・普段堅実に業務を行う部署にスポットライトを当てる賞
・自薦他薦問わず行うと面白い
・推薦者や支持者からのメッセージがあることで、受賞者への称賛・モチベーションアップが期待できる

「グッドスマイル賞・ベストクリーン賞・ビフォーアフター賞」
・社内の雰囲気をより良くした方へ他薦で投票し賞賛する
・それぞれ細かいエピソードを添えることで理解を深めることが可能
・普段の行動一つひとつが評価に繋がることで、まさに従業員全員が会社の一員であることを再確認しエンゲージメントを高める

 

これらはあくまでも一例に過ぎません。

賞のネーミングをもっとポップにしたり、懇親会用に砕けた賞を作っても面白い結果が出るかもしれません。
何より大切なことは、従業員を承認し賞賛すること、そして会社の目指す目標を共有することです。

 

 

非受賞者にも効果をもたらす表彰式

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表彰式を成功させるポイント① 雰囲気作り・テーマ作り

表彰式を成功させるためにはいくつかのポイントがあります。まず一つは「雰囲気作り・テーマ作り」です。

様々な表彰制度を考え事前に準備していても、いざ表彰される空間に工夫が無いと効果が薄れてしまいます。
前述での下準備をしっかりとしている企業様こそこのポイントは重要です。

例えば、会場を豪華にすることで参加者がワクワクするような非日常的な空間の演出
これにより、受賞者も非受賞者も関係なく、表彰式そのものへの期待感が高まります。

また、表彰式で流れる楽曲にもこだわることで、賞それぞれのテーマ付けをすることが出来ます。
ポップなものから感動を誘うものまで、細部にこだわりを持つことで、さらに期待感を高めることができます。

 

表彰式を成功させるポイント② プログラム構成

表彰式を行う上で重要になってくるのが、ターゲットの設定です。

受賞者・非受賞者、両者どこに焦点を当てるかで表彰式の目的も内容も変わってきます。
そのターゲットをしっかりと設定し、いかに参加者を飽きさせることなく式を進行していけるかは「プログラム構成」が鍵となります。

ただ数ある賞を順番に発表していくだけでは参加者の集中力を維持させることは難しいです。前述の雰囲気作りも台無しです。
ではどのようなプログラムが理想的なのでしょうか。それは、プログラムの中でメリハリをつけることです。

例えば、

表彰式が始まって最初のコンテンツにオープニング映像を上映し、参加者の期待感・注目度をいっきに高めます。
次に、各役員の挨拶や方針発表など集中力を必要とするスピーチを挟みます。
その後、永年勤続賞など内容が事前に周知されている賞から発表していき、後半にはサプライズ発表の賞を公表。
最後に一日を振り返るエンディング映像で締めくくり、終末効果で表彰式の印象をより強く刻みます。

このように、式の中でメリハリをつけることで参加者を飽きさせることなく、表彰式に集中させることが出来ます。

 

表彰式を成功させるポイント③ 伝えやすさの工夫

表彰式で最も重要な、賞の発表方法は「伝えやすさの工夫」が重要になってきます。受賞者を承認するために必要なことはもちろんですが、それ以上に非受賞者へ向けたメッセージでもあるのです。

受賞者は受賞するだけでも承認はされますが、非受賞者にとっては「自分とは無関係」という心理状況からスタートします。
非受賞者にこの三つの情報をしっかりと伝えることで、受賞者を認識し、未来の自分に繋げるきっかけとなるのです。

では、どのように伝えることが効果的なのでしょうか。それは、表彰発表時に映像やスライドで演出することです。

 

映像例】
・表彰アタック映像:賞の内容を明記
・受賞者紹介映像:名前/部署/写真を編集し上映
・受賞者インタビュー映像:賞を受賞に至るまでのナレッジ共有

(スライドの場合は、色の使い分けや余白の有効的な活用、文字の加工などが挙げられます。)

▼参考記事

【表彰式スライド】作成のポイントをイベントプロが教えます!

 

表彰式を成功させるポイント④ 受賞者の発表の時間

非受賞者が今後のヒントとなるのが、受賞者からのナレッジ共有です。
次は「受賞者の発表時間」についての重要性をお伝えします。

イベモンでは過去に様々な企業様のイベントに携わらせていただきました。もちろん、社内表彰式も数多くお手伝いさせていただきました。
その度に必ず行わせていただいているのがイベント後のアンケート実施です。

そのアンケートでよくいただくのが「受賞者の○○さんからメッセージが欲しかった」というお声です。
それほど、参加者の皆様は受賞者からのナレッジ共有をとても必要としているのです。

受賞者の経験・受賞に至るまでの頑張りを伝えることで、非受賞者は次へのモチベーションを高めることが出来るのです。

 

表彰式を成功させるポイント⑤ 表彰式ならではのサプライズ

表彰式だからこそ出来るサプライズな演出も非常に効果的です。

 

サプライズ演出例 】

映像メッセージ」
同部署の仲間や先輩後輩社員、はたまた他部署で交流のある方など、受賞者に縁のある方からお祝いメッセージを事前に撮影・編集したものを上映します。
表彰するだけでなく、身近な仲間からのお祝いで、他社員からの承認をより強く感じることが出来ます。
また、実際に表彰式中にコメントをいただくと、伝えたい気持ちが高まり過ぎてしまい、予定時刻より伸びてしまう可能性があります。
事前に決められた時間内の長さで動画を作成することで、進行もスムーズになります。

自宅に届く記念品」
開催がオンラインの場合、なかなか直接記念品を贈呈する機会がなくなってしまいます。
イベント開催時間に届くよう時間指定をすることで、イベント開催時に届くというサプライズ演出が出来ます。
ですが、宅配便ではなかなか皆さんにタイミング良くお渡しすることは難しいです。
そこで、社員や役員が実際に届けにいくサプライズ演出はいかがでしょうか。
事前準備を行えば、届いた瞬間の受賞者のリアクションを参加者にお届けすることも可能です。
執り行うハードルは高いように思われますが、その分受賞者に与える感動は大きいものになります。

 

 

表彰式後のフォローでさらに効果アップ

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表彰式後の振り返り

表彰式は行って終わりではなく、振り返ることが出来るコンテンツを残すことも効果的です。

式の様子をアーカイブ映像として残しておくことや、式を終えた受賞者へのインタビューをまとめた社内報など
記録として残しておくことで、参加できなかった方へのフォローや次回のイベント内容向上への資料となります。

 

受賞者だからこそ得られる褒賞

表彰者へ向けた特別な贈り物も効果アップに最適です。

トロフィーや盾、表彰状の他にも、記念品として受賞者の名前が刻印されたボールペンやペープサートなど、オリジナルの記念品など特別な物をもらえるからこそ頑張れる方へやる気を向上させるため効果的といえます。

 

 

 

表彰式をうまく利用してエンゲージメント向上に繋げる

いかがでしたでしょうか?

感謝や慰労を伝えるだけでなく、様々な工夫を行うことでエンゲージメントを高めることが可能となる表彰式の開催方法をご紹介いたしました。

せっかく開催される社内イベントです、うまく活用してエンゲージメント向上に繋げましょう。
イベモンでは表彰式に限らず様々なイベントのお手伝いをさせていただいております。

もしイベント開催にお困りでしたら、イベモンの無料相談をご検討ください。