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「他社へ紹介したい!」との声続出!高NPSを保つ要因とは?【社員総会・表彰式】

社員総会・表彰式などの社内イベント施行後、
クライアントの幹事様に「御社のサービスを他社へ紹介したい!」と言っていただく機会が増えてきました。

こちらの記事では、

・「紹介したい」と言われる要因は何なのか
・そのために、どのような事を意識したのか

を分かりやすくまとめさせていただきます。

皆様のお役に立てればと存じます。

 

NPS驚異の「60」を記録

NPSという言葉はご存知でしょうか。
まずはじめに、「NPS」の言葉の意味から簡単に解説いたします。

 

NPSとは?

NPSは「Net Promoter Score(ネットプロモータースコア)」の略称で、”コンテンツやサービスを他者へ勧めたい”と思う人がどの程度いるかを測るものです。

計測方法としては、利用者に対して「あなたはこの企業(製品/サービス/ブランド)を友人や同僚に薦める可能性はどのくらいありますか?」
という問いをし、10段階評価で点数を付けていただきます。

0~6点を批判者、7~8点を中立者、9~10点を推奨者と分類し、推奨者の割合(%)から批判者の割合(%)を引いた数値がNPSの値です。

例えば、
10人中2人が推奨者、5人が批判者だとすると、

「20(%)-50(%)=-30」

という計算になり、NPSの値は「-30」となります。

また、NPSは会社の事業の成長率と高い相関があると言われており、米国の企業のうち3分の1ほど導入している指標です。

 

 

「NPS数値60」はどうなのか?

イベント業界のNPS平均は-20と言われています。
NPS60は一体どの程度のものなのでしょうか。

「NPSが60」という数値を分かりやすく説明するため、簡易的な例を示します。

サービスを利用し、アンケートに答える人が100人いるとします。

NPSの数値を60にするためには、
サービス利用者100人中、最低でも”60人の推奨者(9~10点を付けた人)”が必要です。

例えば、推奨者が60名の場合、NPSを60にするためには批判者(1~6点を付けた人)が0人でないといけません。
そのため、批判者の続発を抑え、推奨者が7~8割程度になるよう努めなければなりません。

 

 

 

顧客満足度との違い

顧客満足度NPSの違いが分かりづらい」という方のために、分かりやすく解説いたします。

顧客満足度は「サービス自体に満足した」ということを示すもので、NPSは「サービス自体に満足し、他者へ勧めたいかどうか」を示すものです。
前者は一時の満足感を得られた際にも高い数値を記録しますが、後者はそうはいきません。

サービス利用者に「本当に良いものである」と感じていただきつつ、将来のプラスになる要素が含まれていることが肝心です。

NPSが高い数値を出せていると、顧客満足度と比較し、より1企業・1個人の課題解決を助けていると言えるでしょう。

 

 

「他社に紹介したい!」と思わせたポイント5つ

前述の通り、今年度は高いNPSを記録することができ、他社に紹介したい!と仰っていただくことが増えております。

ここでは、そのポイントを5つに絞ってお伝えいたします。

 

①イベントリソースの内製化により高クオリティを維持

弊社は、イベントに関わる基本リソースを社内で内製化しております。そのため、イベントの設計から当日のイベント運営まで、全て社内のメンバーで完結させることが可能です。

例えば、映像制作をする際は、映像制作チームにイベントの目的・課題・対象者などを伝え、イベントの目的達成を目指した映像を制作することができます。また、当日イベントを運営するメンバー(プロの司会者含む)も内製化しているため、映像制作時と同様にイベントの根幹部分を共有し、高いクオリティを維持することを実現しております。

高クオリティを生み出す要因となっている社内リソースを下記に示します。

 

▼高いクオリティに繋がる社内リソース
・映像制作チーム
・プロの司会者
・テクニカルスタッフ etc…

 

内製化によって高クオリティを維持できることが、イベントの幹事様の安心にも繋がっているのだと思われます。

 

②イベントリソースの内製化によるコストカット

通常、イベント会社が映像を作る際は「映像制作会社への外注」が一般的ですが、イベモンは前述の通り映像制作チームを組織に在中させることができているため、余計な外注費をかけずに映像を制作することが可能です。また、オンラインイベントに必要な配信機材なども全て社内リソースとして抱えているため、余分な外注費がかかりません。

弊社のコストカットの理由となっている社内リソースを下記に示します。

 

▼コストカットに繋がっている社内リソース
・映像制作チーム
・配信機材
・提携会場
・軽食手配サービス etc…

 

イベントコストの削減は、イベントの幹事様の任務であることが多いため、ご好評いただくことが殆どです。

 

③グループ会社のノウハウ転換

弊社はイベモンだけでなく、他の事業も展開しております。「スマ婚」という格安結婚式を実現する事業(ブライダル事業)や、「2次会くん」という2次会の幹事代行をする事業です。

この多方面で培われたノウハウをイベモンのサービスへ活用しております。
ノウハウを転換している例を下記に示します。

 

▼ノウハウ転換例
・スマ婚で提携している結婚式会場を”社内イベントの会場”として活用
・2次会くんで反響の良かった懇親会のコンテンツを、社内懇親会で実施

 

グループ会社である利点がイベントの企画段階で多く発揮されるため、イベント実施前から期待感を持っていただけることが多いです。”

 

④顧客の未来を見据えたアフターフォロー

イベモンは、イベントに関連したヒアリングから、イベント実施後のフィードバックまでをトータルプロデュースしております。イベント開催までに弊社がサポートするフローを下記に示します。

 

[イベント開催までのフロー]
1.ヒアリング(組織課題、イベント背景、参加者の属性 etc…)
2.企画提案(コンテンツ、演出方法 etc…)
3.企画すり合わせ
4.企画決定
5.制作物準備(映像、バックボード etc…)
6.会場手配
7.ロケハン(必要に応じて)
8.リハーサル(前日 or 当日)
9.イベント実施
10.参加者アンケートによるフィードバック

 

上記のようにイベントの1から一貫して請け負うため、企業の組織課題に合わせたフィードバックが可能です。

フィードバックの簡単な例を下記に示します。

 

▼フィードバック一例
組織課題:他部署の従業員の関係性が未構築、エンゲージメント向上施策未実施
イベント内容:全社懇親会、部署の垣根を超えた交流コンテンツ実施(社内クイズゲーム)
参加者アンケート:「他部署との交流機会が今まで無かったため、繋がりを感じることができて良かった」 「社内クイズゲーム面白かった。次は頭をひねらせて考える系のゲームをやってみたい」etc…
フィードバック:部署を越えた交流を図れる機会を今後も継続的につくると良い。次回のコンテンツは謎解きなどを実施すると良い。 etc…

 

組織課題とイベントを照らし合わせたフィードバックを行うことで、「企業の成長に繋がる」と実感いただけているのだと思われます。

 

⑤一気通貫での対応

窓口が1つである点もポイントの1つです。

前述のように、社内リソースが内製化されており、イベントに必要な準備が”1社とのミーティングのみ”で完結します。

幹事様もイベント準備以外にも業務があり、多忙であることが殆どのため、スケジュール管理の容易い点が喜ばれることが多いです。

 

 

参加者が満足するイベント事例

高いNPSを誇るイベントはどのようなものがあるのでしょうか。実際の社員総会・表彰式を例にとって今回はご紹介いたします。

 

事例① 「従業員のエンゲージメント低下」という課題を持つ社員総会

今回の会社は下記のようなお悩みをお持ちでした。

 

[事例① 会社情報]
・課題:従業員のエンゲージメント低下
・背景:リモートワークが主流でコミュニケーション不足 → 孤独感が強い
・業種:SES
・参加者:住居が全国に分散、20~50代
・新規顧客

 

そこでイベモンでは、下記のような施策を提案・実施いたしました。

 

[イベント実施内容]

・社員総会+懇親会:会社の業務に関する社内共有などをイベント前半に行い、従業員同士でコミュニケーションを取っていただくために後半に懇親会を実施。
・オンライン形式:退勤時間や住居にバラつきがあるため、オンラインにて実施。
・オープニング映像:事前に従業員に「お気に入りの物を手に持った写真」を撮影してもらい、映像に取り入れることで、イベントのはじめから仲間の存在を認識してもらう。
・新人紹介コーナー:4月に入社した新入社員に自己紹介してもらう。先輩社員に新人の顔を覚えていただく機会をつくり、後の歓談へ繋げる。
・歓談タイム:6~8人のグループ(それぞれ新人が1名以上加わる編成)にて実施。トークテーマ(プライベートな一面が垣間見えるようなもの)を3つ設け、交流の促進を図る。
・チーム戦のクイズ大会:歓談で関係性が構築された後、同じグループでチーム戦のゲームに臨んでもらう。協力して問題を解くことで団結力が深まり、従業員の関係性の強化を図る。

 

課題に則したプログラムを構成することにより、参加者が満足するイベントとなりました。参加者が満足することで、幹事様や経営陣の方からご好評頂きました。

 

 

事例② 「イベントのマンネリ化」を課題を持つ表彰式

次に下記のようなお悩みの企業を紹介いたします。

 

[事例② 会社情報]
・課題:表彰式のマンネリ化
・背景:毎年1年の実績を称える表彰式を実施。例年同じような内容で行っていて、参加者アンケートの評価が落ちている → イベントに新しい要素を加え、イベント満足度を高め、従業員を労いたい
・業種:IT系
・参加者:20~40代
・リピーター

 

リピーターということもあり、下記のような施策を提案・実施いたしました。

 

[イベント実施内容]

・ハイブリッド形式:コロナの情勢もあり、参加方法を「オンライン or 対面」で選べる形を採用。
・オープニング映像:3DCG技術を用いた高クオリティのアニメーション動画を制作。前回の表彰式とは異なる雰囲気を冒頭から表現。
・コメントスクリーン機能:オンライン参加者のコメントがリアルタイムでスクリーン上に映し出される。見栄えから新鮮さを感じさせ、イベントへの期待感を高める。
・受賞者と経営陣の対話:賞を受賞された従業員をステージ上に上がってもらい、経営陣1名と受賞の経緯について対話。受賞者のみならず、受賞者と親交のある従業員も歓喜。
・業績以外の表彰:例年、業績に関する表彰のみを実施していたが、当イベントでは、業績(数値)では見て取れない、素晴らしい取り組みを他己推薦によって表彰。
・ダイジェストエンドロール:例年、表彰式最後のプログラムは「閉会挨拶」であったが、当イベントでは「ダイジェストエンドロール映像」を投影。イベント当日の模様や裏側を撮影・編集し、見てもらう。参加者の笑顔を映像にて振り返ることで、参加者に『クオリティの高い表彰式であった』という想いを抱いてもらうことに成功。

 

例年のイベント施行を入念に振り返り、幹事様の期待に応える表彰式を開催することができました。

 

 

目的を達成するからこそ高いNPSスコアに繋がる

今まで細かく説明してまいりましたが、NPSを高める秘訣は

「定めた目的を達成するための中身づくりを徹底すること」です。

サービスの要素を決定する際も、『なんだか良さそう』などの浅い考えではなく、理由を説明し納得していただけるような設計をすることが重要となってきます。

各要素がパズルのピースになる意識を持ち、目的と内容を常に照らし合わせ、良いサービスづくりを目指しましょう。

 

 

 

 

 

いかがでしたでしょうか。

少しでもこの記事を読んでいる方の参考になれれば幸いです。

イベントに関するご質問等ございましたら、ぜひお気軽にお問い合わせください。