注目されている『エンゲージメント』。
いったい自分の会社ではどれほどの値なのか、 自分の勤める企業に対して、社員がどれほどの愛着や熱量を持っているかご存じでしょうか。
エンゲージメントを可視化するには、『アンケート』が有効になります。
単にアンケートを取るのではなく、社内イベント後に行うことでより深い効果が得られます。
今回は、アンケートを使ったエンゲージメントの可視化についてお話させていただきます。
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社内エンゲージメントは何を見れば良い?
社内エンゲージメントにおいて、まず注目すべき点は「アンケート」です。
ビジネスにおいてのエンゲージメントとは「企業と従業員との関係性」を意味します。
企業と社員との間での確固たる信頼関係が築けているか、これを可視化するためにアンケートが必須なのです。
普段見ることが出来ないエンゲージメントを測定することで、企業が抱える様々な問題を解決する糸口となるでしょう。
では実際に、どのようなアンケート項目が最適なのでしょうか。
ポイントを押さえながらお伝えします。
アンケート項目例
まずエンゲージメントを測るうえで必要なポイントは大きく分けて3つあります。
①企業に対する満足度や期待度といった総合的な指標
このポイントでは、会社に対しどのくらいの忠誠心が備わっているか測定できる内容を用意します。
- 他者に自分の勤める会社を勧めたいと思うか
- 自身が尊敬する上司、または同僚はいるか
- 今の仕事場で助けてくれる存在はいるか
②仕事に対する意欲を測るやりがいの熱量
社員が自分の仕事に対してどれほど価値を見出せているかがポイントです。
仕事に対する心構えが分かるような質問が良いでしょう。
- 今の仕事に対して自分のスキルは存分に生かせていると感じるか
- 仕事をしている時間が長く感じるか
- 自分の同僚と比べ、自分の仕事の質は高いと感じるか
③組織との関わり方や自身の資質など会社に貢献できているか
仕事に対する自信や帰属意識に関するもの設定しましょう。
- 自分の意見がきちんと尊重されていると感じるか
- 社風や企業理念について共感できているか
- 自分の仕事に重要性を感じているか
このようにポイントを押さえることで、アンケート結果をより生かすことが出来ます。
さらに効果を高め、今後の組織活性化へと繋ぐことが出来る「社内イベント」後のアンケート実施についてお伝えします。
アンケートに最適なのは社内イベント
企業の皆様が行っている様々な社内イベントは、まさにエンゲージメントを測る場として、とても重要です。
取り入れ方はとてもシンプルで、イベントに対する「一般的なアンケート」にエンゲージメントを測定できる項目を加えます。
例えば、社員総会で「方針理解浸透がされているか」を図りたい場合は、先ほどの「ポイント③」を、
忘年会・新年会・懇親会で「社員交流が出来たか」を図りたい場合は、先ほどの「ポイント①」を項目に入れましょう。
イベントの持つ効果に合わせてアンケートを作成することで、今後の改善点も把握することが可能です。
アンケート結果を活かし、それを共有することで、風通しを良くするとともに組織の活性化へと繋げることも期待できます。
アンケートの回収方法
アンケートを実施するのは良いが、そのあとの集計が大変と思う方もいらっしゃると思います。
有料で使用可能なアンケート集計ツールもありますが、現在では多くの無料ツールも存在します。
①Googleフォーム
アカウントがあれば使用可能です。集計は自動で計算され、グラフも作成されます。
資料を作る際にそのまま、使用することも可能です。
スプレットシートにも結果を抽出可能なため、社内での共有も簡単に行えます。
②Microsoft Forms
こちらはMicrosoftのアカウントで作成が可能です。Outlookを利用している企業にはこちらがオススメです。
アンケート結果もエクセルでのダウンロードが可能となります。
自分たちの企業に合った方法で回収し、分析しやすいようにすることもアンケートを利用する上では重要となります。
アンケートフォームを作る際は、集計までどのようにするかを検討しましょう。
いかがでしたでしょうか。
アンケートの項目を精査することで、エンゲージメントを可視化し改善点を見つけ出すことが出来ます。
しかし、アンケートを毎月実施するなど高頻度に行えば、従業員にとってストレスとなり逆効果になってしまいます。
各イベントの節目節目に実施することで、より効果的なものになり、従業員への負担も軽減されるでしょう。
また、アンケート結果によってイベントの改善点も明確になり、社員満足度を高めてエンゲージメントを向上させる手立てにもなりえます。
イベモンではそういった「企業様の課題」を「イベントで解決」するお手伝いさせていただいております。
もし、少しでもお困り事がございましたら、無料カウンセリングにてお話を伺えたらと存じます。