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【表彰式スライド】作成のポイントをイベントプロが教えます!

年度末が近づき、節目として表彰式の開催を検討している方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。

開催するためにどうしても必要になるのが「準備をすること」。幹事様にとって、一番の大仕事と言えることです。表彰式の企画に必要となるものは「企画設計、司会台本作成、贈呈品の準備・・・」と数多く存在します。その中で欠かすことのできないものの1つが、参加者に見ていただく「スライド」です。

参加者に満足していただくためには、もちろん「目標の設定」や「受賞者の選定」などの、核の部分のクオリティを高めることも大事ですが、参加者の目に映るスライドなどの「細部のクオリティ」を高めることも非常に重要です。

今回は、表彰式プロデュース経験の豊富なイベモンが、「表彰式のスライドの作り方」についてお伝えいたします。

なぜ「スライド」が大切なのか?

まずはじめにお伝えします。

スライドは大切です。

中には、
「企画や構成さえ良ければ、スライドのクオリティは気にしなくて大丈夫。」
と思っている方もいらっしゃるかもしれません。

たしかに、核となる部分(目的設定・ターゲット設定)を固めることは必須ですが、それだけで満足してはいけません。人は、目についたものに対し、自然と”良し悪しの評価”を付けます。そのため、「スライドも評価対象の一部」と認識しておくことは非常に大事です。

その意識する点の1つとして「各場面に応じて、参加者へ与えたい効果を明確にすること」をオススメします。

例えば、表彰式の表彰項目を発表するシチュエーションでは、

「豪華な演出により、参加者へ高揚感を持たせたい」
「表彰項目の設定理由を明確に理解してほしい」

などと設定し、スライドの細かい部分を見直します。

スライドの作成を怠ると、参加者の期待を越えず、満足度も自然と落ちてしまうことになりかねないので、スライド作成へ注力することは大切なのです。

スライド作成のポイント

続いて、スライド作成におけるポイントを3つご紹介します。

スライド作成のポイント① 色の使い分け

色は、表彰式の目的によって選択すると良いでしょう。

もし、「豪華さを演出して、参加者の高揚感を高めたい」のであれば、高級感や豪華さを感じられる「黒・金・赤・薄いベージュ」などの色を使用し、「会社への愛着心を高めたい」のであれば、企業ロゴの色と豪華な色を合わせて使用すると良いと思われます。

▼豪華な印象を持たせられる色

また、スライドのテキストに背景の補色を使うのもオススメします。
補色関係にある2つの色にはお互いを引き立たせる効果があるため、ぜひ一度お試しください。

★ 補色を簡単に調べることができるサイト「Adobe Color」
https://color.adobe.com/ja/create/color-wheel

スライド作成のポイント② 余白

見ていて心地が良くなるような余白は、意識していないと作れません。

これはやや感覚的な話になるのですが、簡単な意識としては、

・配置する位置を揃える
・スライドギリギリに配置しない

といったものが挙げられます。

余白の使い方は自分の目を養うことでどんどん上達するため、余白が優れているものとそうでないものを見比べて、経験を積みましょう。

▼余白が優れているデザイン

▼余白が優れていないデザイン

スライド作成のポイント③ 文字の加工

表彰式にはある程度の豪華さが必要となってくるので、文字の加工にも挑戦してみましょう。

パワーポイントのテキストボックスを右クリックし「図式の書式設定」を選択すると、スライドの右に設定画面が開きます。
その後「文字のオプション→文字の効果」の順にクリックすると、文字に対して様々な効果を付けることのできる画面が現れます。

まずは自由に効果を付けてみてください。

▼豪華な文字に加工できるオススメの項目はこちらです

・文字の輪郭
・影
・光沢

▼「文字の効果」を活用したスライドの例

ぜひ一度、お試しください。

オンライン表彰式のスライドの場合

ここ最近で開催する頻度が高くなっている「オンライン表彰式」の場合、どのようなスライドが望ましいでしょうか。

代表的な意識するポイントを2つご紹介します。

オンラインのスライド作成ポイント① ワイプ

オンライン開催となると、場合によって画面の四隅にワイプが入ることがあります。
それを見越して、スライドの四隅に文字・画像を配置しないよう意識しましょう。

当日のリハーサルの段階でワイプを表示させるスペースが無いと、当日にパワーポイント資料を修正しなければならなくなるため、作成段階で意識し作成することを心がけましょう。

オンラインのスライド作成ポイント② PinP

PinPという見せ方の場合、”登壇者の映る画面”の横に”スライドの画面”が提示されます。
その場合、画面いっぱいに資料が映るわけではなく、小さくなってしまいます。

この投影方法を行う際は、文字の大きさを通常よりも大きめに意識することで見やすくなります。

 

最後に

いかがでしたでしょうか。

スライドの表現を意図的に変えることで、参加者へ与える印象は大きく変わります。表彰式をモチベーション向上・エンゲージメント向上に繋げたいのであれば、ぜひ意識して作成してみてください。

スライドの質だけでなく、カメラや音響機材を取り入れることにより、より表現の幅が広がり、参加者へ与える影響度を高めることも可能です。表彰式開催に不安な点がございましたら、イベモンまでお気軽へお問い合わせください。