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  • オンライン内定式・入社式

オンライン内定式は内定者の関係性を構築するベストなタイミング ~レクリエーション企画5選 ~

コロナ禍の中、就職活動にまつわる事柄が大きく変化しました。

例年であれば、
入社に向けて内定式を執り行うことで新入社員に会社の理解度を深めてもらい、
同期ともコミュニケーションを円滑にすることで、春から頑張ってもらいたいところです。

しかし、現在の情勢では、対面での内定式の実施は難しく、
オンラインでの内定式を執り行う事業者も増えてきています。

一方、就活から入社までオンラインで完結してしまい、
不安を感じている内定者の方々もいるようです。

▼内定者の抱える不安に関する調査

【コロナ禍のオンライン就活生が内定式で希望することは「同期に会いたい」、「会社を実際に見てみたい」】

「同期と会って仲良くなるチャンスがほしい」
「実際に上司や会社の雰囲気を見てみたい」

といった声も、今の新卒の方々から実際に出ています。

内定者の不安を取り去り、楽しみながら会社を知ってもらう良い機会ですが、
なにかと堅い進行になってしまいがちなのが内定式です。

対面でなくオンランという画面を通じての場合は、さらに堅い印象になってしまうかもしれません。。

内定者に安心を与えるためには、内定者自身が「参加できるイベント」の企画が大事です。

謎解き脱出ゲームや人狼ゲームなど、
レクリエーション企画によって同期入社の仲間とチームワークを育むのも、
内定式を行う意義のひとつです。

今回は、オンライン内定式で内定者の方々が和やかに打ち解けることができる、
レクリエーション企画をお伝えします。

はじめに

今回は、オンラインイベントの際によく使用される「Zoom」でイベントを行う際のレクレーション企画を解説いたします。

Zoomには、オンラインセッション中に使用できる『ブレイクアウトルーム』という機能があります。
簡単にいえば、参加者を別々の小部屋に振り分け、そこで歓談してもらうようなシステムです。
このブレイクアウトルームを利用することで、少人数で交流が可能となりオンラインでもカジュアルな雰囲気を作り出し、

内定者同士が話しやすい環境を作ることが可能となります。

そんなブレイクアウトルームを利用した、レクレーション企画はどのようなものがあるのでしょうか。

①ブレイクアウトルーム×クイズ

まず、メインセッション(本線)にて問題を出題します。

*出題は知識問題や検索すれば解るクイズではなく、業務上の問題をどう解決するか、といった参加者どうしの話し合いを促すような出題がオススメです。

▼実施方法

①ブレイクアウトルーム機能にて参加者を振り分け
②制限時間を設け、その時間までルームごとに問題に挑戦(制限時間は設定で変更可能)
③時間になり、ブレイクアウトルームを解散し、メインセッションに戻ってきたら回答を発表
④司会者主導で、その問題の解説や品評

「クイズ」という題材をきっかけに、会話が促進さえコミュニケーションが自然と促進されます。

また、クイズの設定にはよりますが、万人受けがしやすいため、ハードルが低く感じ、自主的に参加もしやすくなります。

②ブレイクアウトルーム×謎解き

こちらもクイズと同様にメインセッション(本線)にて問題を出題します。

▼実施方法

①ブレイクアウトルーム機能にて参加者を振り分け
②制限時間を設け、その時間までルームごとに問題に挑戦(制限時間は設定で変更可能)
③時間になり、ブレイクアウトルームを解散し、メインセッションに戻ってきたら回答を発表
④司会者主導で、その問題の解説や品評

「謎解き」はひらめきや知識が試されるため、交流には人気の企画となっています。「こうじゃないのか}「こうしたらわかるのかも」と、相手の意見を取り入れつつ、コミュニケーションしていくことが可能となっています。

内定者同士の意見交換のきっかけになっていくのではないでしょうか。

③ブレイクアウトルーム×絵しりとり

Zoomのセッション画面を使って、『絵しりとり』をします。

参加者のみなさんに、絵が描けるようなノートやスケッチブックと筆記用具を用意してもらってください。

内定者同士が画面越しでも見えやすいよう、
太いマジックペンなどを使うことをお勧めします。

”絵”には人柄が滲み出るため、
内定者同士の関係性づくりを促進させる効果があります。

▼実施方法

①ブレイクアウトルームで参加者を振り分け、ルーム設定で制限時間を設ける
(※人数によりますが、制限時間は短い方が盛り上がります。1人頭1分が目安です)
②絵を描く順番の決定
(”ギャリービュー設定”で左上から順に・・・といった形がお勧め)
(※順番が決まったらルーム参加者はマイクをミュート)
③最初の人がしりとりの「り」で始まるモノの絵を描く
④絵を描き終えたら、カメラに向ける
⑤次の順番の人が、前の人の絵を見て何が描かれているか考え、しりとりの要領で絵を描く
⑥順番に続けていき、絵によるしりとりを制限時間になるまで続ける(何周してもOK)
⑦時間がきたらブレイクアウトルームを解散し、メインセッションに戻り、司会者主導で答え合わせ
⑧チーム毎に『しりとりが成立していた回数』をポイントとし(司会者の方の基準による判定)、一番多く繋げたチームの勝利

④ブレイクアウトルーム×人文字リレー

参加者はビデオをONにし、「ギャラリービュー」にします。
司会者からお題の文字を参加者に提示しておきます。お題は短い単語の平仮名、片仮名、アルファベットが好ましいです。

自分の役割をこなすためには柔軟な発想力が求められるかもしれません。

それに、
文字を完成させるにはコミュニケーションが必須であるため、
内定式後には気兼ねなく話せる関係性を醸成することが可能です。

▼実施方法

① ブレイクアウトルームで参加者振り分け
② ZOOMのセッション画面を利用し、出されたお題に沿って「人文字」を作り、スクリーンショットを撮影(画像例:4人の人文字「いか」)

③ メインセッションに全員が戻ってきたら、ルーム毎のスクリーンショットを並べて、司会の方をメインにして品評
④ ホストによる投票機能を使い、チームごとに順位を決定
(※わかりやすさ、芸術点など、評価基準は様々)

⑤ブレイクアウトルーム×共通点さがし

レクレーションとしてゲームコンテンツをすることで、確かに盛り上がりを見せて

自然とコミュニケーションが取れる雰囲気となりますが、もともと人と話すことが苦手な人にとっては

自分から話していかなくてはいけない環境は苦しいと感じてしまう場合もあります。

「入社しても、このような感じで強制される雰囲気なのかな?」と心配を煽ってしまう可能性もあります。

「共通点さがし」は、一人ひとりが自分のことを伝えていくため、にぎやかな雰囲気が苦手な方でも行いやすい企画です。

▼実施方法

①ブレイクアウトルーム機能にて参加者を振り分け
②制限時間を設け、その時間までルームごとにメンバーの共通点を探していく
③時間になり、ブレイクアウトルームを解散し、メインセッションに戻ってきたら見つけた共通点数を発表
④司会者主導で、品評

内定者だけでなく、先輩社員などの既存社員も参加することで、会社の雰囲気もつかみやすくなります。

このように、ZOOMを利用したレクリエーションの方法も様々です。

内定式の目的に合わせたレクレーション企画を

今回は「ブレイクアウトルーム」を利用したレクリエーション企画をお伝えしました。

ですが、ここで紹介していない便利な機能や設定もあり、
逆に気を付けるべき問題点もたくさんあります。

この記事を読むことで、ZOOMを普段使用している方にはイメージが掴めたかもしれませんが、
そうでない方にはまだ想像ができないかもしれません。

和やかで有意義な内定式のためには 「楽しく、飽きさせない演出」が必要です。
プロの司会の起用や、オープニング映像の導入なども考えてみてはいかがでしょうか。

▼「オンライン内定式の注意点」に関するコラムも合わせてお読みください

オンライン内定式で失敗しない5つのポイントを解説!

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