「チームビルディング」という言葉を聞いて、あなたはどんなものを想像しますか?
ビンゴ大会、バーベキュー、運動会・・・、様々あるかと思います。ただ、どれも今開催しようとすると、コロナがちらつき実施に至らないケースが殆どかと思われます。
2年前であれば「チームビルディングを開催するかどうか」の判断で思い悩むこともなかったでしょう・・・。
ですが、安心してください。当記事は、その悩みが少しでも無くなるよう懸命に考え作成いたしました。
コロナ禍の今であっても、有意義なチームビルディングを実現させ、未来の成果へ繋げる方法は間違いなくあると断言します。今は“オンライン”の時代。ネット環境さえ整っていれば、リアルタイムでの意思疎通、個々の価値観の共有も容易くなってきました。
今回は、オンラインイベントを年間130件以上プロデュースする我々イベモンが、実際のイベント経験談を踏まえ、オンラインを介したチームビルディングについてご紹介いたします。お読みになる方が少しでもイメージを掴めるよう作成しましたので、ぜひ最後までお読みいただけたら幸いです。
コンテンツ
1. チームビルディングをオンラインで・・・
まず初めに、何の前情報もない中で、オンラインでのチームビルディングを思い浮かべることができますでしょうか。大前提として、「①インターネットを利用すること」「②双方向のコミュニケーションが必須であること」の2つが挙げられるかと思われます。となると、使用ツールの選択肢が浮かびますが、主に考えられるのはWEB会議システムである“ZOOM”や“Teams”を用いて行う方法です。実際にこれらを用いて、参加者の中で上司部下関係なくグループ分けをし、「自己紹介タイム」や「チーム対抗のゲーム大会」を行うことで、社員の絆を深める施策が実現できます。
2. オンラインチームビルディングの工夫
オンラインとなると「会場の温度感」「自分が参加している感覚」などを抱きづらい印象を持っておられるかと思います。実際その通りで、人と人の間にPCやタブレットなどを介している以上、どうしてもリアルの臨場感には敵いません。ただ、オンラインにはオンラインならではの持ち味があり、そこを上手く活用することで、チームビルディングは大いに盛り上がります。そこで、弊社が実際に施行を担当するチームビルディングにて施している工夫例を、3つほどご紹介いたします。
①参加者コメント → 司会者がピックアップしてトーク
まず、メインとなる画面に、司会者を含む1~2人の登壇者が映るようセッティング。そこで、楽しい雰囲気を演出しながら会を進めることにより、TVの対談番組の一部を見ているような感覚を持たせることができます。人選としては、「①テンションが高く、盛り上げることに長けている人1名」「②冷静に場を把握でき、些細な動きに対し敏感に反応できる人1名」を推奨します。漫才コンビの“ボケとツッコミ”のような2人がいればベストです。
ZOOMなどでは、テキストでコメントを送信できる機能を持っており、司会者が話している間にも送ることができます。司会の1人がボケを狙った発言をした際に、参加者がコメント機能でツッコミを入れるということも可能です。そのツッコミコメントを逃さず代弁してあげることで、参加者が“参加している意識”を持つことに繋がります。
②歓談リーダーの決定
チームビルディングでは、1章でも述べた通り、社員同士の関係性向上のために“双方向のコミュニケーション”が必須です。オンラインも同様に、お互い自分の口を動かし、目を見て、言葉のキャッチボールを交わすタイミングを作ることが重要となってきます。そこで、よく実際のオンラインでのチームビルディングでは“歓談”の時間を設けています。ただ、そこでお客様からよく懸念点として挙げられるのが『トークが盛り上がるのかが不安』という声。たしかに、チームビルディングの目的の1つに“部署間の関係性向上”というものを掲げられている企業も多いです。人数の多い企業だと、話す相手の9割以上が「はじめまして」の状態であることもあります。なので、その場のトークを円滑に進めていく方法として、各トークグループに1名ずつ「歓談リーダー」を指名することをオススメします。このリーダーの役目としては、話す人が偏ったり、話が身内トークになりすぎたりせぬよう上手く調整をしていただきます。この工夫で参加者全員の満足度を飛躍的に上げることができます。歓談リーダーは「人望が厚く、まんべんなく周囲を見渡せる“気配りタイプ”の人」が適しているでしょう。人は運営側が事前に決める、もしくはグループ毎にその場で決めていただくのもアリかと思われます。
③カメラ2台で場面切り替え
オンラインのイベントにて“退屈さ”を感じさせてしまう要因はいくつかあります。その1つが「画面に映る光景に変化がない」というものです。先ほどの①でお話したように、メインとなる画面に司会者が1~2名映っていたとします。その光景1つが長々と続いてしまうと、人は退屈さを感じてしまうのです。例えば音楽のライブ映像で、”1つのカメラのみ”でアーティストの姿を映し続けるのをイメージしてみてください。これだと常に同じ視点からの映像となり、カメラワークを駆使したとしても、迫力や臨場感に大きく差が出るかと思います。ZOOMのみを使う場合も同じで、同じPCカメラからの映像で役員の方が話をされていても、映像や画角に変化が無く、集中力が長続きしません。その問題を解決するために、「カメラの台数を増やす」という施策を打つことが重要です。カメラやスイッチャーをZOOMに活用するだけで、非常に見応えがあり、「TVみたい!」と思ってもらえるような演出が可能となります。
参加者が「チームビルディング自体に飽きるか否か」は会の目標達成に大きく響いてくるので、「参加者をいかに飽きさせないか」という観点に注力し続けることが大事となってきます。
3.具体的なチームビルディング案
1~2の章では大枠の説明をしてきましたが、この章では、弊社が実際にクライアント様へ提案している案の中から、3つをピックアップしご紹介いたします。
①○○コンテスト
例えば、企業キャッチコピーコンテスト。こちらは、お題を「1度見た人がつい会社名で調べたくなるようなキャッチコピーを考えよ」というような形で出します。その後、事前に振り分けたチームにオンライン上で分かれてもらい、各自頭をひねって考えていただきます。シンキングタイムが終了し次第1チームずつ発表してもらい、最後に優秀賞を発表。選ばれたチームには景品を贈呈したり、実際に企業のキャッチコピーとして提案したりするなどします。
②クイズ・謎解き大会
クイズの内容は会社独自で決めてもらったり、謎解きのように頭をフル回転させて解くような問題を用意したりと、バリエーションは豊富です。チームメンバーでお互いに話し合うことで、自然と会話が促され、次に用意した“歓談タイム”にて話しやすい空気感を作り上げます。
③ゲーム系
「アハ体験」や「ジオゲッサー」などのゲームを弊社独自で用意し、参加者の皆さんに楽しんでいただきます。非日常的なコンテンツに仲間と取り組むことで、身内だけの時間を共有できた感覚が増すため、社員間の関係性向上に大きく貢献することができます。このコンテンツは、『コンテンツに変化を持たせたい』といった企業様に特にオススメしております。
4.まとめ
チームビルディングも工夫次第。オンラインを上手く活用し、参加者を飽きさせない仕組みを構築することで、チームビルディングの開催がより現実的になります。根底として「常に参加者目線を持ち続けること」を念頭に置くことにも注力しましょう。
最後に
いかがでしたでしょうか。当記事が、貴社のチームビルディング開催のきっかけになれれば幸いです。お読みいただいた方の中に、もしチームビルディングをご検討されている方がいらっしゃいましたら、ぜひ一度イベモンまでお問い合わせください。ご不明点等のお問い合わせも、心よりお待ちしております。