今年度もあと2か月ほど。
4月には新年度となり新入社員の方を迎える準備を進められている企業もいらっしゃるかと思います。
新入社員を迎えるにあたり、入社式のご準備についてご相談をいただくことも増えて参りました。
新年度の新入社員は、新型コロナウィルスの影響もありリモート面接を経験しているかと思います。
そのため、対面で社員同士交流する機会が少なく、
「既存社員と新入社員の交流を深めたい。」
「入社式で新入社員同士を交流させることはできるのか？」
といったご相談を受けることが多くなってきました。
そこで、今回はコミュニケーションも促進できる、入社式で行うゲームについてご紹介させていただきます。
1．入社式で行うゲームについてご紹介①～NASAゲーム～
NASAゲームは、チームメンバーと合意を取る協力型コミュニケーションゲームです。
入社式だけなく、内定者研修でも実施されている企業様も存在し、自分の意見をプレゼンする力や合意を取るためにコミュニケーションをとり、交渉する力が養われるコンセンサスが重要なゲームとなっています。
ゲームの設定にはストーリーがあり、下記のようになっています。
▼ストーリー
「宇宙船に乗り月面に着陸しようとした際に機械の故障が原因で母船より約320㎞離れたところに不時着してしまいます。 不時着時の衝撃で宇宙船はほとんど破損し使用不能となり、15個のアイテムが破損を免れて完全なまま残っています。 無事に母船へ帰還するため，15個のアイテムに優先順位を決め高い順に1番から15番までの順位をつけてください。（最も優先度が高いものが1となります） まずは、各自で考え最後は全員で相談し決定してください。」
▼15個のアイテム
①マッチの入った箱
②宇宙食
③ナイロン製ロープ（15ｍ）
④落下傘の布（パラシュート）
⑤ソーラー発電の携帯用暖房器
⑥45口径ピストル（２丁）
⑦粉ミルク（１箱）
⑧酸素ボンベ45kg（２本）
⑨月からみた星座表
⑩救命いかだ（救命ボート）
⑪磁石コンパス
⑫水（19リットル）
⑬信号用照明弾
⑭注射器入りの救急箱
⑮ソーラー発電式ＦＭ送受信機
この中から、自分の意見を出した後、チームで話し合いながら全員で１つの結論を出すように進行していきます。
もっとも重要な点は、多数決や誰かが折れるのではなく全員の合意を取ることです。
このゲームはただ合意を取るだけのゲームではなく、NASAが事前に用意した模範解答があり複数チームの実施の場合、模範解答に最も近いチームの勝利となります。
交渉する力やコミュニケーション能力が養われるユニークなゲームとなっております。 ご興味をお持ちいただければ模範解答を含めてNASAゲームについてお調べいただければと思います。
2．入社式で行うゲームについてご紹介②～情報整理ゲーム～
情報整理ゲームは、参加者それぞれに分断された地図を持ちチームメンバー間で口頭で情報を共有し、正しい地図を完成させるゲームです。
自分に配られたカード情報を口頭のみで他のメンバーに伝え、相手に分かりやすく説明をし情報共有を試みることがポイントとなります。
このゲームを通して、口頭で伝えられた複数の情報を整理する力や、地図の完成に繋げるための論理的思考力が養われる大変おもしろいゲームとなっております。
「話し相手に口頭でビジュアルをイメージさせる」という点が、話す技術を向上させることに繋がります。
3．入社式で行うゲームについてご紹介③～30センチゲーム～
このゲームは至ってシンプルです。
「いかに30センチぴったりに紐を切るか」というルール、ただそれだけのものとなっています。
ゲーム参加者に長い紐とハサミを渡し、ゲーム参加者の中で最も30センチに近い長さで紐をカットした人の勝利となります。
ゲームのルールとして足や手を使って、おおよその長さを測るのはゲーム上可能です。
指の幅や足のサイズは人それぞれ違うので、参加者同士で情報を集め、組み合わせていくことでいかに求める値に近い数値を導き出せるかがポイントとなってきます。
参加者が協力しながら競争をしていくゲームであり、ゲームの様子を見ながら様々なアクションが伺えるため、参加していない方から見ても、非常にユニークな企画です。
いかがでしたでしょうか。
入社式に用いられるゲームには、今後の社会人として働いていく際に必要な力を養うことを目的にされていることが多く、ゲームの実施と同様にゲーム後の振り返りが重要になってきます。
「自社に見合ったコンテンツを実施したい」と感じた方は、ぜひ一度イベモンまでご相談いただければ幸いです。
▼こちらの入社式の事例もご参考までに
