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コロナ禍でのシニア向けオンラインイベントの役割とは?

オンライン コロナ イベント

テレワークや時差出勤、大学や塾などでリモートの講義・授業と、オンラインを活用した新しい生活様式は定着し、コロナ禍でのネットワークサービスも多様化してきています。

Zoomなどのオンライン会議システムを利用して手軽にビデオ通話やオンライン飲み会といったコミュニケーションが盛んとなり、コロナ禍で外出の制約がある中でもオンラインで多くを楽しむことができます。

シニア世代にとっても、インターネットニュース・無料動画・SNS・アプリケーションなどオンラインの活用が進み、帰省が困難な中「孫に会えなくて寂しかったが、LINEのビデオ通話で孫と話せて元気な姿が見られてうれしかった」などと積極的にオンラインを取り入れる、いわゆる『アクティブ シニア』が増えています。 一方で、「インターネットへの興味はあるが使い方がわからない」「オンラインツールは難しい」などとオンラインの活用に対しての戸惑いも多く、シニア世代のデジタルシフトが急がれます。 コロナ禍終息の見通しがたたない中、重症化リスクが高いといわれる高齢者の外出や社会との交流を自粛する意識が強く、社会的なつながりが希薄になりがちなシニア世代の方々に、オンラインの活用でさまざまな角度から社会とのつながりと自立が可能なアクティブ シニアになっていただきたいものです。

コロナ シニア

新しいことへの挑戦がアクティブ シニアへの第一歩

コロナ禍において、外出自粛が続き家族・友人・自治会やサークル活動など地域コミュニティとの交流が抑制され、社会とのつながりが希薄になりつつあるシニア世代にとって社会的な孤立が加速する恐れがあります。 スマートフォンの高齢者への普及が進み通信事業者や自治体などの支援も期待され、オンライン機能を使いこなし、さまざまな講座の受講やオフ会参加など、社会の一員として活躍しているシニア世代も増えています。

しかし、未だに多くのシニア世代には「自分には無理だ」「機械は苦手だ」など敬遠する方や、初期段階でつまづいてその先に進めずデジタルシフトに踏み込めない方が多くいらっしゃいます。 このようなオンラインを遠ざけている、あるいは機会に恵まれないシニア世代へのサポート体制の構築が急がれ、シニア世代にはオンラインへの取り組みに積極的に挑んでいただきたいものです。

シニア世代が活躍するオンラインイベント

シニア世代にとって「家族や友人とつながる」「手軽に撮影ができる」「情報収取が簡単」などの理由から、スマートフォンをはじめデジタルサービスを始めるきっかけとなり、コロナ禍で感染症予防や社会とのつながりなどへの意識が高まり、デジタルサービスへの依存はより一層強くなったのではないでしょうか。

新型コロナウィルス関連の報道が中心の現状では、不安解消のためにもなおさら迅速な情報収取の意識が高くなります。 旅行や演劇・コンサートなどのイベントはコロナ禍で中止や延期となり、オンラインイベントへ変更されています。イベントへの参加を家族や知人などからのサポートを受けながら参加できたシニア世代も多いでしょう。

現在では講座や体験型のオンラインイベントも豊富で、根強い人気のパソコン教室や健康に関するセミナー、オンライン旅行、カラオケ教室や麻雀大会など多彩です。 オンラインイベントを配信する上で重要なことは、シニア世代へのわかりやすく丁寧な説明(利用マニュアル)の提供です。 シニア世代にとっては、ウェブサイトの立ち上げから丁寧な説明が必要で動画再生は特にハードルが高く、できる限り専門用語を避け説明画面やクリック個所を、画像や吹き出しなどで丁寧に解説した資料を配布するなど、書面での説明書が有効です。

また、電話でのサポート体制があるとさらに安心していただけます。 このような手厚いサービスが、シニア世代が抱く「新しいことを学びたい、体験したい」という要望に対して、オンラインイベントへのハードルを下げ利用しやすくなります。 コロナ禍が落ち着いた後でもオンラインイベントは、シニア世代にとって自身の居場所を確保し社会とのつながりを感じることができる貴重なアイテムとなるでしょう。

 

オンラインイベントはシニア世代にとってメリットがいっぱい

シニア世代がオンラインイベントの参加を増やすにことによって、シニア世代向けリアルイベントの情報収取にもつながり、イベントの主催者にとってシニア世代がこれからのターゲットの主流になる可能性があるといえます。

また、オンラインイベントは全国どこでも参加可能で、新しい仲間との出会いができシニア世代の交流の幅が大いに広がります。健康上の理由などから外出が困難なシニア世代にとってもオンラインイベントは貴重な交流の機会となります。 さらに、シニア世代は自然災害時に災害被害者になりやすいという心配もあり、防災の視点からもオンライン環境の整備は役立ちます。 あらゆる面でシニア世代向けオンラインイベントの参加体制を整え、社会全体でのシニア世代のサポートに期待したいものです。