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従業員のロジカルシンキングとPDCAサイクルの関係性とは?

「ロジカルシンキング」「論理的思考」という言葉を一度は耳にされたことがあるかと思います。 主張と根拠が筋道だっている合理的な思考、というのが端的な表現でしょうか。 ビジネスパーソンとして優秀な人間は、日々の業務においてロジカルシンキングが発揮されていると考えられており、ロジカルシンキングを養う研修が企業でも行われております。  なぜロジカルシンキングが必要で、どのような研修が行われているのでしょうか?

 

ロジカルシンキングはPDCAサイクルに結び付く

PDCAサイクルという言葉は、ビジネスシーンにおいて多々出現します。 計画・実行・確認・改善のサイクルで、事業は前進し成長していくからです。  ロジカルシンキングは丸ごとこれに当てはまります。 

・計画=筋道だった主張の積み重ね 計画を推進するのに、根拠がなければ採択されず、またマイルストーンが的確に設定されていなければ計画は頓挫してしまいます。 一つ一つの計画を細かく切り取ってみても、根拠のない計画は失敗や遅れが生じ、全体の計画に影響を及ぼします。 プロジェクトのトップだけでなく、一担当者レベルまでロジカルシンキングを実践する必要があります。 

・実行=費用対効果・時間効率を考慮して高い生産性を目指す 計画の遂行のため、ただ体を動かせばよいというものではありません。 どの方法がコストパフォーマンス向上にてきしているか?どの方法が時間効率アップを図れるか? プロジェクトの予算と期日は限られていることがほとんどで、1日は24時間と決まっています。 高い生産性でゴールを目指すことが求められます。 

・確認=結果を分析する 事業は継続していきます。一つのプロジェクトが完了しても、そこで終わりではありません。 次のプロジェクトをさらに成功させるため、終わったプロジェクトの分析をする必要があります。 失敗した点があれば、どのように成功させるのか? 成功した点があれば、なぜ上手くできたのか? 失敗だけでなく成功の要因も把握しておくことが、事業継続にとって重要です。

  ・改善 例えば、売上目標に対して未達だった場合、未達部分を埋めるためにどのような対策が打てるかを考える必要があります。 また、目標達成した場合でも、さらに売上を伸ばすための施策を考えることで、事業を大きくすることができます。 改善は失敗したときだけでなく、成功したときにも使われるのです。  ロジカルシンキングを養うということは、PDCAサイクルを強化する、ということに繋がります。

ロジカルシンキングの重要性とコミュニケーション

ロジカルシンキングは事業継続・事業拡大にとって肝ですが、従業員のロジカルシンキングのみを養えば良いのでしょうか? ありがちな話ですが、社内プレゼンや会議などで討論となり、関係性がギクシャクしてしまう、という経験はございませんか?

ロジカルシンキングと同時に養いたいものとして、従業員同士のコミュニケーションです。 縦横の信頼関係が築けていれば、プロジェクトに関わる多くの人から意見が出され、ロジカルシンキングによって最も良い方法を選択することが可能となり、それがプロジェクトの成功、さらには事業の継続に繋がるのではないでしょうか? 末筆になりますが、ロジカルシンキング研修を行う場合には、研修会の最後にはセットで懇親会を開くこともおススメいたします。